タブレット端末で学習
令和5年3月定例会予算特別委員会
◆岡崎委員 263ページ、中学校コンピュータ利用教育推進事業の中から生徒用タブレットについてお尋ねいたします。
今、タブレットというのは家に持って帰って学習してもよろしいんでしょうか。お尋ねします。
◎蒲原学校教育課長 現在、小学校においても、中学校においても、タブレットを家庭に持ち帰ることは可能となっております。
◆岡崎委員 ありがとうございます。タブレットを家に持って帰ると、予習をすることができるんです。タブレットの先進地といいましたら武雄市なんですけれど、武雄市では、反転授業というのをやっております。家で予習を行うことを主流にしておりまして、例えば理科の実験でしたら、前の日に実験の映像を予習してきてもらうんです。翌日は、先生が模範実験をするのではなく、いきなり生徒に実験をさせ始めるんです。だから、予習していないとできないようなことなんです。その実験の後の発表に力を入れておられるみたいです。先生の負担というのは増えるんですけれど、自分の考えとか意見を発表するという力がつく。要は、先生が教えるというよりも、予習をして自分がやって発表するということに力を入れておるわけなんです。こういった、せっかくタブレットがあるんで、反転授業というのを一部でもいいから取り入れて、試してもらいたいと思うんですが、御計画のほうはどうなんでしょうか、お尋ねします。
◎蒲原学校教育課長 タブレットの活用についてのことだと思います。
現在、昨年度までは、しっかり皆で使おうというところから、今年度は効果的に使おうというところで、いろいろと学校のほうにも研修を行ったり、しっかりと取り組んでいるところでございます。例えばこのタブレットを使うことによって、子供たちの思考が深まる授業を仕組むこともできます。先ほど委員おっしゃっていただいた、例えば学習の予習であったりとか、そういったものも可能な部分はあろうかと思うんですが、そういったところも含めながら、効果的な活用をしっかりと考えてまいります。
◆岡崎委員 ありがとうございます。専門家に対して釈迦に説法になったかも分かりませんけれど、せっかくタブレットがありますんですから、予習に力を入れるとか、これを通して発表する力をつけさせるとか、そういったこともぜひ取り組んでいただけばと思いますし、タブレットがいいのは、立体映像を扱うことができる、立体思考ができるということもありますので、こういった面も、どうぞ力を入れていただければと思います。終わります。
平成27年12月一般質問
*****1.タブレット端末の学習について
*****(1)反転授業
*****(2)院内学級での活用
【質問】武雄市はタブレット授業で成功している。武雄市の取り組みについて釈迦に説法とは思いますがご説明させていただきます。
武雄市ではタブレット端末を全生徒に貸与。
先生が作ったタブレットの動画で予習する。この方法はいいと思います。予習をしてこいと言っても教科書を開いてわざわざ予習する子はいないと思います。動画ならポテトチップスを食べながら、寝転がって中にはゲームをしながらの子もるかもしれません。二宮金次郎もバイトしながら勉強しました。動画を見るだけでも予習の効果はあります。
たとえば理科の実験では前の日に動画を見て予習しているので、先生が模範実技をしなくて生徒が自主的に実験を開始することができる。
パ授業の最後にタブレットで理解度を確認する。授業の各項目の理解できた項目のはいにタッチする。普通ならば、先生が「おーいみんなわかったかー。」「わかったよー」で終わるところですが、これでは本当に理解できたかどうか確認できません。「わかったかー」と聞く先生が生徒をわかっていません。タブレットの質問に答えることで、授業の内容を思い出すと共に、自分の理解度を確認することができます。パ先生は電子黒板で理解度の内容をリアルタイムで確認できます。理解していない子には先生とサポートの先生がすぐに教えに行きます。リアルタイムで理解していない子だけサポートできます。
これをペーパーで使用とすれば、まとめの時間にプリントを配ってそれを回収して、チェックすることになりますが、これでは後日になります。手間を考えれば、とても現実的ではありません。
予習と復習に効果があります。非常に効率的・効果的であると感じ,是非呉市でも授業でタブレットを活用してほしいと思いますがご見解をお尋ねします。
*****(2)院内学級での活用
次に院内学級でのタブレット活用について質問します。
タブレットの学習ソフトで効率的な学習ができます。
なぜ効率的かと言えば、いい学習ソフトがある。
15年前に私はいまのタブレットの原型を作りました。といってもノートパソコンからキーボードを無くしてタッチパネルにしただけですが、たまたまできあがったときに息子が一週間入院しました。一週間で一年間分の授業をこなしました。うちの子がかしこいわけではありません。学習ソフトウエアが短時間で習得できる仕組みがあるからです。
パたとえば計算している途中で計算を間違えばその場で指摘される。
漢字を書いている途中で書き順が間違っていればその場で指摘される。間違ったらパブザーと共に画面にリンゴが降ってきます。
問題が解けると次々に進みます。ところがうっかり間違うと繰り返し手を変え品を変えて3回質問してくる。うんざりします。
パ学習ソフトはまってしまう。理由は問題が解けると画面に御輿が出て来たり、大騒ぎになる。ご褒美画像がもらえる。間違うと画面全体が残念という雰囲気になる。我々ゲーマーとしては悔しくてたまらなくてクリアするまで必死に覚えることになります。
パタブレットの利点はもう一つあります。絵を描くことができる。
スタイラスペンがあれば、これが鉛筆になったり、絵筆になります。世界中だけでなく宇宙の望遠鏡の画像までインターネットで見られるので、病室にいてあらゆる世界の絵が描けます。
当たり前ですが、本を読むこともできます。
院内学級でタブレット端末を使った授業を行ってはどうか検討してもらいたい。
当局の見解を伺う。
以上2点、プレゼンが長くなりましたがここで質問席に移ります。
【答弁】
タブレット端末を使った授業についてでございますが,やはり,メリットとデメリットがございます。
メリットといたしましては,授業中に児童生徒の反応や理解度をリアルタイムで集約できることや,タブレット端末は,持ち運びができるので,場所を選ばずにインターネットによる調べ学習ができること等がございます。
一方デメリノットといたしましては,黒板と違い,直前に行った問題の結果が残らないため,振り返っての学習が難しいことや,教師がタブレット端末用の教材を作成するのに多くの時間を要すること等がございます。
呉市では,現在,各学校でパソコンや電子黒板等のICT機器を使用した授業を実施しております。また,タブレット端末につきましては,呉市立小学校教育研究会視聴覚部会で授業における活用方法の研究を進めております。
今後,タブレット端末の導入につきましては,教育効果や費用対効果,他市町の情報等を収集しながら研究してまいりたいと考えております。
【答弁】
次に,院内学級におけるタブレット端末を使った授業についてでございますが,呉市では,対象の児童生徒が在籍する場合,国立病院機構呉医療センター内に院内学級を設置しております。
こちらもメリットとデメリットがございます。
メリットといたしましては,一人で学習を進めたり,病室に持ち込んで学習をしたりできることや,鉛筆が使えない病状の児童生徒も,自分の意思や考えを表現することができることがございます。デメリットといたしましては,先程も答弁いたしましたが,学習記録が残らないため,振り返っての学習が難しいことや,教師がタブレット端末用の教材を作成するのに多くの時間を要することがございます。
現在,院内学級には,タブレット端末は整備しておりませんが,パソコンを使った「カレンダー作り」や「時間割表作成」等の学習を実施しております。
今後,院内学級へのタブレット端末の導入にっきましては,児童生徒の発達段階や病状を考慮し検討してまいりたいと考えております。
【要望】電子黒板に書いた文字を全員のタブレットに一斉に転送することもできます。黒板を必死で写す必要はありません。
先月私は2週間入院しました。いろんな機器を持ち込みました。一番役に立ったのはタブレットです。寝転んでも、面会室でも、屋上でも情報収集できます。すぐに調べることができます。入院したら学力が上がるシステムを作ってください。要望です。
今回教育にタブレットの質問をしましたが、ほんとうにタブレットを必要としているのは障害者です。声が出なくてもタブレットで会話ができます。今日広島で説明会があります。来月は呉市で説明会があります。3月は福祉へのタブレット利用を予算質問します。
タブレット
平成27年度予算委員会
タブレット端末
タブレット端末についてお尋ねしたいので、253ページ、高等学校コンピューター利用教育費についてお尋ねします。SNSとタブレットを導入してはどうかというのを2〜3年前から言わせてもらっとります。本庁でもSNSで行事がいろいろ配信されまして、様子が大変よくわかっている状況であります。ここで、学校のクラブ活動で、例えばフォーメーションを決めたりとか、あるいは院内学級とか不登校児に授業を撮影してクラウドで発信したら、タブレットで勉強できたりするんです。議会では、本会議とか委員会を、ネット配信をしております。議員にも近々配られるというのをお聞きしております。ハイテクで授業の漏れを防止したいんですが、中学校、あるいは市立呉高校でタブレット端末はどれぐらい導入されたか教えてください。
タブレット端末については、現在のところ導入はしておりません。
高校についても、タブレットは入れておりません。
なくてもいいんですが、あれば大変便利だと思います。例えば、クラブで撮影したのをこま送りしたらよくわかると思いますし、外国語を翻訳したりとかできますので、ぜひ使っていただきたいと思います。さらに考えておいていただきたいという要望がありまして、今、ノートパソコンでキーボードを切り離したらタブレットになるのがございまして、もともとがこれパソコンですから、タブレットと違いまして、スタイラスペンが使えるんです。コンピューター画面にイラストとか直接書き込めますので、美術とかで導入していただいたら、非常にアニメの世界も広がるのではないかということで、要望で次に行きます。
平成26年度予算委員会
中学校教材製作費についてお尋ねします。
今、市役所でも大分使われていくようになりましたが、タブレット端末、これを授業に利用しておる自治体がございます。民間の家庭で学習するシステムを行っている会社でも、このような似たような端末を使い始めました。ここで、教育委員会にタブレット端末について今後どうするか、考え方がありましたら教えてください。
◎多幾山学校教育課長 委員御提案のタブレット端末の授業での活用につきましては、今後、全国的な取り組みの成果あるいは課題を参考にしながら情報収集してまいりたいと考えております。
◆岡崎委員 実は、私ごとですが、14年前、今のタブレット端末とほぼ同じものをオーダーメードでつくってもらいました。要は、ノートパソコンからキーボードを外してタッチパネル式にしただけなんですが、こういった先を見ていたという観点では、私とスティーブ・ジョブズは同じレベルだったかなということを思います。要は、高齢者がキーボードなしで使えるようにと思ってつくっておったんですが、実は寝転がって使えることから、うちの子どもに多少人気がありました。当時、小学校4年生だった息子が1週間ほど入院したんで、それを使ってもらったんです。すると、学習ソフト4教科1年分を1週間でこなすことができました。なぜそういうふうにできたかと申しますと、学習速度が速いんです。電池と豆球をつなぐという動作、普通だったら20分はかかるんですが、これが指で動かすだけですから、わずか10秒でできてしまう。あるいは、漢字の書き順ですとか計算なんかも、間違ったらその場でブーッとか教えてもらえますので、大変進度が速いわけでございます。ただ一つだけ嫌なことが、この教科嫌だから飛ばしてとかというわけにはいきませんで、全部順番にこなさないといけないのと、一つでも間違えますと、繰り返ししつこいぐらい出てまいりまして覚えてしまうというのがございました。ただいいのは、時間を忘れてやってしまうのが、大変おもしろいんです。といいますのが、正解すると、キャラクターがみんなで大騒ぎしてお祭り騒ぎになる。ところが、不正解だったら、どよんという表示とともに、みんなが暗くなってしまうという。要望に行きます。そういったことから、楽しい、机が要らないということがございます。
ここで、モデル校をつくって、本当は実施をしていただきたいと要望したいところなんですが、できたらその前に、そういったような形ですから、学校の先生がいなくても大丈夫のような、例えば院内学級で試してみるとか、つばき学級で試してみるとか、いただけないかなという要望でございます。そこでもし、普通学級よりも成績が伸びたら、全市導入を考えていただければと思います。今年度か将来か、御検討いただければと思いまして、要望で次に行きます。