体育施設
平成19年度決算委員会
☆体育振興財団委託事業
陸上競技場のレーンを仕切る白線は消えかけていて,走っていると見えなくなり,レーンを超えて失格となる可能性がある。また,炎天下に計測する場所に傘を差すところもない。平成19年度に陸上競技場の整備はどのようなことを行ったか。
○答弁 整備は行っていない。来年度は財団法人日本陸上競技連盟の公認競技場の更新時期なので,それに合わせて整備を考えている。計測する場所に傘を差すところがないことについては,将来的に電子計測を設置したいと考えており,現時点での整備は特に行っていない。呉市総合スポーツセンターの陸上競技場は,来年度に実施設計を図り,再来年度には改修工事を実施したいと考えているので,完成すれば,御心配いただいていることについては解消されると考えている。
○質問 二河のテニス場は雨が降るとぐちゃぐちやになるので,全天候型にするという要望がなかったのか。また,呉市営プールは,例えば料金を上げてでもジェットスライダーなどの整備をするという話は,平成19年度になかったのか。
答弁 二河のテニス場を全天候型にするというのは,人工芝のことと思うが,テニスコートはハードコート,クレイコート,人工芝の3種類あり,それぞれ国際大会が開かれている。クレイコートはクレイコートの存在意義がある。硬式テニスではハードかクレイが好まれ,人工芝は嫌われる傾向がある。呉市テニス協会や呉市ソフトテニス連盟と話す中では特段全天候型にするという要望はない。呉市営プールは確かに老朽化が進んでいるが,利用料金を上げて改修ができるようなものではなく,かなり莫大な改修費用がかかる。時間はかかると思うが,二河公園のスポーツ施設全体の整備計画の中に盛り込みながら,呉市営プールの整備をしたい。
○質問 恐らく,テニスコートについては子供が足を痛めないようにするという配慮もあると思う。25万都市の呉市からオリンピック選手が出ていない。オリンピック選手は最近では国家プロジェクトでつくり出すようになっている。是非,呉市からオリンピック選手が出るように施設整備の充実を願う。
平成12年12月代表質問
呉市営陸上競技場及び呉市体育館について
呉市陸上競技場のトラックは、大変珍しいことに土でできています。アムステルダムオリンピックの金メダリスト、織田幹雄選手の映画に、トラックが舗装されてないことから、ロケで使われたそうです。
私は陸上競技の公認審判員として、タイムを計測することがあります。小学生はスターターが使えないので、スタートの時に転ばないよう裸足で走る子がいます。裸足で走ってくる子を見ると、涙があふれ、計測できないことがあります。雨上がりの大会で、水たまりをよけながら、カーブで大回りで走る選手の気持ちがおわかりでしょうか。
舗装されたトラックと比較すると、タイムが若干下がります。数年後には電子計測が、標準になるそうです。その場合、電子計測に対応できない呉市からは、県大会と国体にはでられなくなるでしょう。
もう一つの問題は、体育館です。
体育館の東側通路は雨漏りがするため封鎖されています。
2002年に3億円をかけて、100周年行事をなさるそうですが、記念行事に参加するために、二河駐車場に車を止めた人は、土の陸上競技場を横目に見ながら、雨漏りのする体育館で、記念行事を受けるようになりますが、どのような印象を持たれるでしょうか。
人口6万人の鳴門市は、シドニーオリンピックに、3人の陸上選手を出しました。
鳴門市には大変立派な陸上競技場があるのが、大きな要因だと思います。
ここでおたずねします。
陸上競技場と体育館は今後、どういう風にしようとされているのか、答えてください。
◎社会教育部長(藤原秀明) それでは、4番目の呉市営陸上競技場及び呉市体育館につきまして、一括して御答弁をさせていただきます。
御案内のとおり、呉市二河町にあります呉市営陸上競技場は土の舗装による1周300メートルトラックの第3種陸上競技場でございます。トラックが土のため、降雨によりまして競技の運営に支障を来すこともあるのが現状でございます。
お尋ねの全天候400メートルトラック陸上競技場につきましては、平成9年に策定いたしました呉市体育施設再配置計画におきまして重要課題として位置づけており、実現に向け努力をしてまいりますのでよろしくお願いいたします。
次に、呉市体育館の維持補修でございますが、築後36年を経過し、老朽化は免れないのが現状でございます。
お尋ねの体育館東側階段の雨漏りにつきましては、現在修繕の方法につきまして関係課と協議しており、早期に対応してまいりますのでよろしくお願いいたします。なお、体育館の維持補修につきましては、日常の点検作業を怠りなく遂行し対応してまいりますので、よろしくお願いいたします。