図書館人件費



令和6年決算特別委員会
図書館管理運営費
◆岡崎委員 ここで2億円ほどになっておりますけれども、パートとかの人件費が幾らになるのか、お尋ねいたします。

◎木崎中央図書館長 会計年度任用職員の人件費ということでございますが、1億3,436万1,000円でございます。

◆岡崎委員 令和5年度に買われた図書が約4,200万円ということになりますので、もしこれを無人化することができましたら、1億3,000万円ですので、単純に4倍の本を買うことができるということなんです。今、スーパーのレジでも、このバーコードを読むだけで決済ができるシステムがあります。バーコードリーダーもありますので、無人化してカードを入れてバーコードを読み込むだけなんですけれども、このパートをなくてして無人化したら4倍の本を買えるので、無人化する考えはございませんでしょうか。

◎木崎中央図書館長 会計年度任用職員をやめて、全て無人化という御意見ですが、貸出し、返却の窓口だけではなくて、返却されたら、本を本棚に戻したり、装備をするなどの窓口対応だけではなく、いろんな仕事が会計年度任用職員の中でもあります。また、こういった本はどこにありますかという細かいレファレンス、相談等も受付窓口で対応しておりますので、今現在では、職員を切って無人化するということは考えておりません。

◆岡崎委員 防衛大学校へ行きましたら、コの字になった機械がありまして、その間にカードを通すだけで、勝手にバーコードを読み込んで、本が借りられるといったシステムがございました。窓口だけでも無人化できれば、まだまだ多くの図書を買うことができますので、ぜひ無人化ということも御検討いただくよう要望いたしまして、終わります。



平成31年 予算特別委員会
◆岡崎委員  管理運営費が1億9,966万5,000円となっておりますけれど、このうち人件費というのがどれぐらいかかるのか、教えてください。

◎田中中央図書館長 このうち、人件費部分としては約1億300万円かかっております。これは嘱託・臨時職員分に係る人件費でございまして、そのほか正規職員人件費もございます。

◆岡崎委員 不登校の学校3校で維持費が30万円で、図書館の維持費が、人件費が1億300万円ということですが、実は、武雄市というところがありまして、民間が運営しておりまして、ここではほとんど無人で運営しております。本を借りるときは、図書カードを入れて本のバーコードかざしたら借りれる。本を購入するときは、本のバーコードかざして、あとお金入れたら持って帰れるという、無人でできる、防衛大学校の図書館なんかも無人で運営しておる、このことから、バーコードで全部できるんですが、無人化とか、あるいは民営化というのは今後考えがないのか、来年度考えがないのか、お尋ねします。

◎田中中央図書館長 無人化、民営化へのお尋ねでございますが、まず無人化という点については、図書館というのは、図書館を構成するのは、まず本と人であると思っています。本をしっかり備えて、市民をつなぐための人、司書をしっかり確保して、図書館として初めて機能するものだと思いますので、無人化という図書館のあり方は今のところ考えておりません。
 民営化についても、いろいろメリット、デメリットはあると思います。いろいろ視野に入れながら検討はしてまいっておるところでございますけれども、当面、今のところは直営のままやるのが、ベストではないかもしれませんけれども、ベターではないかと考えておるところでございます。

◆岡崎委員 当然、人がいらっしゃるほうが優しいのには間違いないんですけれど、このことに人件費が1億300万円かかっておるということから、今後考えていただきたいと思います。



平成29年 3月定例会 予算特別委員会
◆岡崎委員  人件費、259ページの職員数と260ページを足しますと、46人2億8,200万円ほどになるんですが、この数字でよいのでしょうか。正確な数を教えてください。

◎田中中央図書館長 人数、職員数については、確かに正職員と嘱託職員で46名でございますが、2億8,000万円云々という金額につきましては、ほかの管理経費、事業費とか委託料とかも合わせた金額でございまして、実際に人件費として予算組みしておるのは、総額で1億9,500万円相当になります。

◆岡崎委員 広島市が始めたように、ICタグにはできないものでしょうか。ICタグにしますと、台の上に本を置いて、カードを入れて、確認ボタンを押すだけなんです。また、手続せずに本を持って出ようとすると、アラームが鳴ったりするんですが、例えばICタグにするとしたら、幾らぐらいかかるものなんでしょうか。

◎田中中央図書館長 残念ながらきちんと積算したことはございませんですけれども、他市事例から参考に類推いたしますと、1億数千万円導入経費がかかって、管理経費が毎年数百万円かかるものと認識しております。

◆岡崎委員 単年度で稼働ということでございまして、武雄市ではバーコード読み取る機械があって、本を借りるときも本を購入するときも無人でやっておりました。防衛大学校は30万冊の本がありますが、バーコード読み取り機、かき氷の機械みたいなものがあって、完全に無人化をしております。ICタグを張らなくても、そのままバーコードで無人化できるのではないかと思うんですが、全ての本にバーコードついておりますから、そういったこともぜひICタグ、バーコードも考えていただきたいと思います。
 最後になります。259ページ、図書館活動費です。
 他市では、ビジネス関連の書籍をふやして、図書館でセミナーとかを開いて、ビジネスの拠点にしておるところもございます。平成29年度でいっそビジネスの拠点を目指そうという考えはございませんでしょうか。

◎田中中央図書館長 呉市図書館としても、御指摘のとおり、産業都市呉市にふさわしいビジネス支援機能を発揮すべく、ビジネス図書をそろえたり、あるいは企業向けのレファレンスに対応して、市民のお仕事のお役に立てるように心がけてはおります。本年からは、さらに図書館ホームページ上になるんですけれども、新館のビジネス図書を毎週案内し始めたところでございまして、呉市を支える企業活動の一助になればと思っているところでございます。

◆岡崎委員 実は私も質問原稿で図書館から本を借りたりするんですが、実際一冊借りても、使うのは中の1ページぐらいであったりします。そのためにわざわざ本を買うというのは大変もったいない話でありまして、企業のほうも恐らく同じであろうと思います。ぜひプレゼン資料の出典をするためでしたら、そういうためにも役に立つ資料をどんどんそろえていただいて、またいろんなセミナーとかをここで開いていただければと思います。



平成28年12月一般質問
 武雄市では、図書館を民間委託にして本の貸し出し、本の購入が無人化しております。図書カードを機械に入れて本のバーコードをかざせば本が借りられます。買うときには本のバーコードを機械にかざしてお金を機械に入れるだけです。喫茶店を併設してありますので、図書館内でコーヒーを飲みながら本が読める次第なんですが、民間委託するという考えはございませんでしょうか。

◎文化スポーツ部長(上東広海) 図書館の運営について民間のノウハウを活用したらどうかとの御質問でございます。
 私どもといたしましても、指定管理者制度などの導入により図書館利用者のサービス向上につなげようとする事例が多くなっていることは存じております。
 議員から紹介のあった武雄市の事例では、手続の簡略化や市民の憩いの場となるなど、これまでにない図書館運営をされております。一方で、選書においての問題が指摘されるなど課題も浮き彫りになったようですが、いずれにいたしましても民間ノウハウを活用してサービスを向上される取り組みは全国的な傾向でもありますので、真剣に検討してまいりたいと考えております。

◆17番(岡崎源太朗議員) 提案なんですが、電子図書を貸し出ししますと、布団の中にいて携帯でハイネの詩集が借りられます。民間委託にしますというと、図書館で紅茶を飲みながら足を組んでハイネの詩集が読めます。
 呉市でする場合、本の販売は一般書店に影響を与えないために古書販売を提案申し上げます。図書館と古書を合わせて100万冊があれば、全国トップクラスの図書館になります。
 東広島市は、電子図書の貸し出しをしております。土曜日授業を全校で実施しております。2学期制を実施しております。給食のおかずは3品あります。給食調理室にオーブンがあるので、焼いたサンマ、焼いた鳥肉が出ます。生涯パスポートを発行していて、生涯教育を推進しております。ここを卒業すればボランティア講師の道があるそうでございます。
 呉市がまさっているのは、給食パンの小麦が安全なカナダ産のブレンドであることと、正しい教科書ぐらいではないでしょうか。
 転勤族なら押込よりも黒瀬を選ぶのではないでしょうか。
 東広島市の教育に対する思いを研究して、すぐれたところを取り込まれますよう御提案申し上げます。
 質問は以上です。御清聴まことにありがとうございました。




平成28年度予算特別委員会
岡崎委員 図書館管理運営費についてお尋ねします。
 正規職員と嘱託職員と臨時職員と合わせた人件費は全部で幾らぐらいかかるんでしょうか、教えてください。

田中中央図書館長 図書館に係る職員人件費でございますけれども、予算書263ページに記載のとおり、正職員として9,090万円、それに加えて嘱託職員報酬7,090万円、臨時職員賃金1,660万円、合わせますとほぼ1億8,000万円弱ぐらいの人件費となっているところでございます。

岡崎委員 やっぱりかなりかかっているなということを思わさせてもらいます。
 ここで思うんですが、必ずしも正規職員というのは必要なんでしょうか。熊野町なんか、館長嘱託なんですけれど、こういったのは嘱託とかというのでは法的にだめなんでしょうか、お尋ねします。

田中中央図書館長 法的にだめということはございません。実際に呉市でもアウトソーシングを進める中で、各地区館において館長を嘱託化しておりますんで……
今のところ地区館だけですけれども、嘱託館長という制度も導入しておるところでございます。

岡崎委員 わかりました。ぜひ嘱託化、あるいはもう民営化していただければと思います。
 そのとき、例えば広島市のようにICタグによる無人化というのはできませんでしょうか、お尋ねします。

田中中央図書館長 広島市、確かにこの10月からICタグを導入されたとお聞きしておりますが、まず委員が仰せられた無人化には全くなっておりませんので、10月導入前後で人の増減は全くございません。ですから、無人化を図れるものであるかどうかという点については、ちょっと疑問はございます。ただ、もちろん盗難されにくいというすごい大きなメリットがあることは私どもも存じておりますんで、将来的な課題として考えておるところでございます。当面は、ただ初期投資が多額に上るところから、費用対効果の点からは今のところは導入は難しいかなと思っているところでございます。

岡崎委員 言葉を間違えまして大変申しわけありませんでした。少人数化ということでお願いしたいと。
 ちなみに防衛大学校、30万冊ありますけれど、ここは完全に無人化しておりますので、やればできないことはないのではないかと思います。バーコードで読むようにしております。
 あと、飛び出す絵本というのを今はやっておりまして、360度開く絵本があります。実はレーザー光線で打ち抜いて紙をつくるんですけれど、これ日本人のすごいテクノロジーだということなんですけれど、100冊ぐらいあったら近隣市町からも来られると思うんですが、飛び出す絵本というのはだめなんでしょうか、お尋ねします。

田中中央図書館長 本当におもしろい御提案だとお伺いさせていただきました。本当に楽しみのある、夢のある御提案だと思うんですが、飛び出す絵本というのは、一つ、壊れやすいという大きな欠点がございます。図書館においてそれを備えつけたときに、幅広い利用者、子どもたちからちゃんと取り扱ってもらえるかなという大きな不安がございますところですから、そういった不安要素が取り除ける管理方法があるのかなということで、研究課題として考えたいと思います。

岡崎委員 わかりました。あと20秒です。
 例えば「ジャックと豆の木」なんか、1メートルぐらい伸びまして、確かに壊れるんですが、壊れたのを大人と一緒に直すというのもまた構造がわかるということで、いいそうです。
 最後に、電子図書館というのが韓国とかアメリカでは当たり前なんですが、こういったことは今後考えられませんでしょうか、お尋ねします。

田中中央図書館長 確かに御指摘のとおり、スマートフォン、タブレットの進展に伴って、図書館の図書の電子化というのは急速に進んでおることは存じております。ただ、無料提供できるのは著作権が消滅した図書に限られて、大体有料での購入になってしまいますから、すぐに導入することはちょっと困難かなと考えております。ただし、本当に効果的で効率的な運営が……

期待できるところですんで、将来的な図書館のあり方として研究してまいりたいと思います。ありがとうございます。



平成19年度決算委員会
☆図書館費,職員人件費
○質問 図書館費,職員人件費について何う。約2億4,000万円かかっている。広支所で職員の人数を数えたが7人いた。7人も必要なのか。ボランティアで対応できないのか。
○答弁 図書館の業務は本の貸し出しだけでなく,これからは図書の相談業務もある。例えば,今どのような本がよく読まれているのか。こんなことについ七調べたい。お薦め本はないかなどの相談に対して,お手伝いをするという機能とともに,読書活動を推進することが大切になってくる。窓口においては職員が対応をすることとなる。
○質問 そのような窓口対応こそボランティアに協力していただくべきである。熊野町では図書館長は嘱託職員で,後の4人はボランティアである。本にICタグをつけているので貸し出しを無人化できている。防衛大学には膨大な資料があっても,無人で運営できているが,これはのバーコードを読む1,000万円くらいの機械があるからである。機械を使えば,窓口の職員をなくすことができるが,機械化することで人件費はどれぐらい浮くのか。
○答弁 平成20年度では,正規職員を4名削減し,非常勤職員で対応することで経費の節減を図っている。実際に利用者からカウンター越しに相談を受けながら,ニーズや動向等をつかみながら図書館を運営していきたい。今後は正規職員を非常勤職員に切り替えていくなどの方向で経費節減を図っていきたい。
○質問 経費節減の努力を願う。機械を使うと人の手を借りずに本を借りることができる。



平成20年予算委員会 P283
図書館 人件費
図書館についてお尋ねします。
 人件費が、見ますと2億円ぐらいかかっておるんですが、これも人件費の削減ということで一つの案なんですが、これが防衛大学校についている貸出機であります。要はバーコードを読むための機械なんですが、要はこれをすると無人化ができる、実際防衛大学校の図書室はこれで無人化を図っておるんですが、こういったような機械を導入して、無人化を図って、人件費を削減していこうとかというような考えは今年度ありませんでしょうか。

大江中央図書館副館長 今お話しありました無人の貸出機の話なんですけども、私ども図書館の方でもちょっと見積もりをとるなり検討しております。ただ、これは定価ベースの話になるんですけれども、それをやると、今貸出機のほかに、今既に図書館の方で約58万冊の本を持っているんですけども、それそのものにICのタグをつけたりとか、新たに先ほど話に出ました自動貸出機とか、退館のゲートであるとか、そういうものをすべてそろえますと、すべての図書館でそろえますと大体初年度に、初期投資で、これ定価でございますけど約1億8,000万ぐらいかかるような数字になります。毎年うちの図書館の方で受け入れの図書は、購入と寄贈を合わせまして約4万点ほどの図書を受け入れておりますので、それにも毎年ランニングのコストとしてICタグをつけますと、そちらの方が大体360万ぐらい毎年かかるような計算になってきます。
 そういうことから判断いたしまして、今この厳しい財政状況の中でそういう機械を入れるということは今考えておりませんが、先ほど岡崎委員さんの方から話がありましたように、ことし図書館の方では自主的に正規職員を4名減にする予定にしております、20年度に対して。そういう正規職員を非常勤の職員等に切りかえることによって、サービスの低下を招くことなく経費の削減を鋭意図ってまいりたいというふうに考えております。
 以上です。

岡崎委員 今おっしゃられたICタグというのは、こういった熊野町に設置されておる分でありまして、これは机の上に置いたら、ICタグを机がぱぱっと見まして、いわゆる回転ずしにあるようなICタグから即に借りれるという分なんですが、これは確かに初期投資がかかるんですが、こちらの方はバーコードを読む分であります。今バーコードを職員さんがピッとかとやっとる分を、そのかわりこの機械、間がコの字になっておりまして、その間を本をぱっと通したら計測されるそうでありますので、これなら安いんじゃないか、恐らく、聞いたときは千数百万だったそうなんですけど、これは恐らく防衛庁価格だから高いんで、民間だったらもっと……(笑声)、こんなこと言っちゃああれですが安いんじゃないかと思いますので、ぜひこういった面も研究していただきたい。カードを入れて、こうなっとる間に本をピッとやったら、バーコードをぱっと読んでくれるんだそうです。



平成18年度予算委員会
図書館自動貸出機  291図書館管理運営費
◆岡崎委員 次に、今度は図書館についてお尋ねします。
 図書館管理運営費について、291ページです。熊野町の図書館には自動貸出機があります。本を台の上に乗せてカードを差し込んで画面の貸出ボタンを押したらもう貸してもらえます。本に張ってある磁気タグを機械が勝手に読むそうなんであります。メディア都市、20万都市の呉市はいまだにバーコードを読んでおるようですが、少し技術革新してはどうでしょうか。

◎水野中央図書館副館長 議員仰せのとおり、熊野町の図書館ではバーコードシステムにプラスしてICタグを利用した資料管理システムを導入されております。このシステムは昨年7月の開館時に用意されたと聞いておりますが、呉市の図書館6館で同様のシステムを導入した場合の試算をいたしました。当初の経費が約1億6,400万ぐらい、ランニングコストが年間約370万ぐらいかかるという試算になりました。確かに自動貸し出しなど便利な面もございます。その費用対効果等、問題点も含めて研究してまいりたいと思います。

◆岡崎委員 今度は、熊野町の図書館長は嘱託であります。本を整理するスタッフはボランティアです。維持費がとっても安いそうであります。ちなみに、本を乗せて運ぶこういったショッピングカートまで用意されております。駐車場の照明は風力発電です。ぜひいろいろ勉強になると思いますので、要望です、一度見に行ってください。



平成15年決算委員会
☆図書館
げんたろう 図書館費用の4割が人件費だ。
 防衛大学校の図書館にあるシステムがこれだ。
本を借りるときはカードを入れてこの機械の間を通すだけだ。
返すときは返本台に置くだけだ。
このような無人システムは導入できないか。

答弁 機器の導入やランニングコストが人件費よりもかかると聞いている。