図書館新聞雑誌
令和4年予算特別委員会
◆岡崎委員 私からは1点です。
265ページ、教育費、図書館資料整備費についてお尋ねいたします。
呉市には7つの図書館があります。図書館によっては新聞全紙を取っているところもあれば、特定の新聞だけ取っているところもあります。7つの図書館のうち、読売新聞より朝日新聞を取っている図書館のほうが多い状況です。発行部数は、読売新聞より朝日新聞が少ないにもかかわらず、朝日新聞を扱う図書館が多い理由を答えてください。
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◎井手口中央図書館長 取りそろえる新聞の数は、図書館の性格やその利用者数により異なっています。例えば、中央図書館では、地元紙である中国新聞をはじめとして、全国紙4紙、読売、朝日、毎日、産経に経済紙である日本経済新聞、スポーツ紙はデイリースポーツ、英字新聞2紙、The Japan Times、The Japan News、業界紙1紙、日刊工業新聞の計10紙を取り扱っております。
広、昭和図書館では、この地元紙、全国紙4紙に経済紙、スポーツ紙の計7紙を取りそろえています。
そのほかの地区館では、町立図書館時代に収集していた新聞を引き続き提供しており、基本的に地元紙、全国紙、経済紙をワンセットずつですが、館によっては全国紙を複数取りそろえているところもあります。この地区館では、全国紙は地元の中国新聞販売所が取り扱っている新聞を主に取り寄せていますけれども、読売新聞につきましては、専売の販売所があるため取り扱っておらず、朝日新聞を多く取り扱う傾向があるものです。また、複数の全国紙を取りそろえている地区館では、読売新聞も取りそろえております。
P.141
◆岡崎委員 週刊朝日は6館で扱っています。サンデー毎日、AERA、新潮、文春は3館でしか扱っていません。倍違うのですが、これも同じ理由でしょうか。
P.141
◎井手口中央図書館長 週刊誌については、各図書館で選書していますが、週刊朝日がいわゆる総合週刊誌として一番古く、スタンダードな週刊誌として各図書館で選書されたものと思われます。廃刊、休刊の折には雑誌の差し替えを行っていますが、長年楽しみにしている利用者もおり、通常そのまま取り寄せています。
P.141
◆岡崎委員 合併町に販売所がないのが理由かとは思われます。販売所がないと隣町から配達してもらうようになりますので、町内の税金を他町に払うことができないのが理由であったかと思われます。ただ、呉市は合併いたしました。発行部数に比例して取り扱う図書館を決めるか、あるいは全社の新聞を取るべきと思われますが、今後の対応をお尋ねいたします。
P.141
◎井手口中央図書館長 中央図書館を除く全ての図書館で、広図書館や昭和図書館と同じ種類だけ新聞を取りそろえるとなりますと、予算の制約や利用者数から見て難しい面があります。新聞、雑誌などを含めた図書費については、電子書籍との兼ね合いからより一層の精査が求められていますので、今後は費用対効果も勘案しながら効果的な収集をしたいと思います。
週刊誌については、単に発行部数だけ考えると公共図書館としていかがなものかと思われるるものもあり、簡単にはいかないものがあります。雑誌については、他の図書館から取り寄せることができるので、利用していただければと思います。
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◆岡崎委員 要望ですが、事情は分かりますが、ぜひ思想を公平にしてくださいますようお願いいたします。
終わります。