上履きスリッパ



令和 6年第2回 6月定例会
◆29番(岡崎源太朗議員)
 次に、上履きスリッパについてお尋ねいたします。
 先日の新聞でも報道がありましたが、中学校で上履きとしてスリッパを使用している学校があるそうです。使用状況をお教えください。

◎教育部長(石川直之) 文部科学省が発行した令和4年12月に改定されました生徒指導提要には、児童生徒が遵守すべき学習上、生活上の規律として定められる校則は、児童生徒の発達段階や、学校・地域の状況、時代の変化等を踏まえ、最終的には校長により制定すると示されております。中学校及び天応学園における上履きの使用状況についてでございますが、スリッパを使用している学校は14校、シューズを使用している学校は10校、スリッパまたはシューズを選択している学校は1校でございます。

◆29番(岡崎源太朗議員) ありがとうございました。スリッパは冬冷たいと思いますし、災害時に行動の障害となります。シューズに替えるお考えはございませんでしょうか。お尋ねいたします。

◎教育部長(石川直之) まず、上履きとしてシューズを使用しない理由といたしましては、かかとを踏んで歩くといった生徒指導上の問題の解消、足が蒸れるなど衛生上の問題の解消、足のサイズが大きくなっても買換えの必要が少ないといったことを学校から聞いております。現在、上履きとしてスリッパを使用している中学校15校のうち8校が、シューズへの移行を検討しております。今後は、防災の視点及び危機管理の視点を踏まえ、シューズへの移行について校長会と連携してまいります。

◆29番(岡崎源太朗議員) ありがとうございます。災害時に避難するときは運動靴がいいとされています。長靴では水が入ったときに歩行が難しくなるからです。地震でガラスが飛散していた場合、スリッパでは爪先にガラスが刺さったりするおそれがあります。スリッパは、かかとを踏まれたときに転倒するおそれがあります。呉市は3つの大きな災害を経験いたしました。災害時にけがなく、迅速な行動が取れますよう、スリッパからシューズにされますよう、老婆心ながら御提案申し上げます。