休山新道第2トンネル



平成20年12月代表質問
質問 阿賀トンネルの完成により、勾配とカーブの連続する呉越えを通らなくてもよくなり、交通緩和には大きな成果がありました。
今の通過台数を見ておりますと、もうひとつトンネルが必要であることは言うまでもありません。
そこで今現在、第2トンネルの計画について公表できるものがあれば教えてください。

答弁 休山新道は,東広島・呉自動車道と広島呉道路とともにトライアングルネットワークを構成する大変重要な路線です。
 休山新道の計画車線数は上下2車線ずつの4車線で,その為の用地も確保されておりますが,早期に事業効果を発揮させるために,平成14年3月に2車線で供用開始されました。
 現時点では,必要な車線数が整備されていないため,朝夕を中心に渋滞しております。このことは,道路管理者である国土交通省も認識されており,平成16年度より用地が確保されている現在のトンネルの北側に,第2トンネルを掘るための工法検討などを行っておられます。
 議員ご提案の,休山新道の南側にもう一本トンネルが出来ますと,阿賀マリノ地区と呉中央地区とを往き来するための交通の利便性は良くなります。
 呉市と敦しましては,当面,休山新道の4車線化の実現に全力を傾注し,将来,交通需要が想定される段階で,議員ご提案のもう一本のトンネルについて,その必要性・ルートなどについて研究して参りたいと考えております。

  (2)ルート設定

質問 第2トンネルを掘削するルートについて一言言わせていただきます。
一般的には既存のトンネルの脇を掘削し、上下線分けることが、安全面から普通の考えでありますが、これでは通行量が2倍に増えるだけです。
本通りと駅前の信号交差点横断数を減らすことが、運転者にとっても渋滞緩和面からも重要なのではないでしょうか。いっそ場所を南にずらし、呉駅前からまっすぐ休山に向かって掘る。あるいはもっと南にずらし、大和ミュージアムから教育隊の横を通って練兵場の下からトンネルを掘って阿賀南に抜ける案は考えられないでしょうか。練兵場から真っ直ぐ阿賀南に抜けるとそこがマリノ大橋の根本に接続できます。海岸通りからわずか7分で先小倉に到着できます。道路の終点のような感がいがめない阿賀マリノが東広島と広島とアジアを結ぶ流通の拠点になるのではないでしょうか。阿賀マリノを価値のあるものにするためにもトンネルは練兵場の下を通すべきと思われます。
もし阿賀第2トンネルを掘削するとした場合、どこが適当と思われるかお答えください。

答弁 それでは私のほうから、休山新道の2本目のトンネルについて、今後の予定とそのルートについて一括して答弁をさせていただきます。休山新道は、東広島・呉自動車道と広島呉道路をつなぐ大変重要な道路でございます。休山新道の計画車線数は、上下2車線ずつの4車線で、そのための用地も既に確保されておりますが、早期に事業効果を発揮させるために、平成14年3月に暫定的に2車線で供用開始されたものでございます。しかし現時点では、朝夕を中心に大変な渋滞となっております。この現状は道路管理者である国土交通省も認識しており、平成16年度より、用地が確保されている現在のトンネルに隣接してもう一本のトンネルを掘るための工法を検討しているところでございます。議員御提案の休山新道の南側にもう一本トンネルができますと、阿賀マリノ地区と呉中央地区との交通の利便性は確かに相当高くなります。私どもといたしましては、当面、休山新道の4車線化の実現に全力を傾注し、将来、想定される交通需要に応じてもう一本のトンネルについて研究してまいりたいと考えております。


再質問 練兵場の下を通って阿賀に抜ける第2阿賀トンネル案は「やまとトンネル」と勝手に名付けていますが、有料道路ですることを案の一つとして提案します。立ち退きは国の施設だけです。掘削に1メートル400万円かかるとして3.2キロで130億円。ETCで100円取れば、約8年で償還できます。民間主導という方法もあります。ご検討お願いします。