28年度決算委員会




平成29決算特別委員会09月19日

平原浄水場の桜

浸水対策

ガバメントクラウドファウンディング

職員の遅刻

生活保護費

介護認定

減塩

市立呉高校

入船山記念館

◆岡崎委員 誠志会は全議案に賛成である。
 呉市は昨年4月,全国で47番目に中核市へ移行し,さらなる市民サービスの向上を図りながら,より一層の独自性,創造性を発揮するということでスタートした。
 また,広島県中央地区のリーダーとして,連携中枢都市圏形成に係る連携協約が4市4町で締結された。
 呉市まち・ひと・しごと創生戦略が策定され,若年層の定着を目指し,働きやすさの向上,子供の育てやすさの向上,暮らしやすさの向上を基本理念とし,呉らしさを生かした具体策が示されたが,これらを絵に描いた餅にせず,着実に実行されるよう,強く要望しておく。
 さて,平成28年度の決算特別委員会を通じて明らかになった問題点を幾つか指摘し,来年度の予算に取り入れていただくよう要望する。
 まず1点目は,歳入において収入未済額が一般会計で14億 4,925万 8,166円,不能欠損額が1億 4,549万 6,989円となっているが,期限の到来を待って不納欠損にするのではなく,負担の公平性の観点から,より一層の減少に努められるよう,指摘しておく。
 2点目として,呉市も少子高齢化の波が急激に押し寄せており,人口減少を食いとめるためには,若者の定住が肝要である。
 工場を誘致しても若者の雇用が生まれなければ人口は減少する。
 若者の雇用促進を図り,若者が定住することにより子供がふえる。工場と人口が増加することにより,税収の確保が図られ,その税収で市民サービス向上を目指すといった好循環型社会の構築を目指すよう,要望しておく。
 3点目は,時代に合った教育環境整備の推進である。
 各家庭のトイレは,温水洗浄便座の設置が進み,学校でのトイレ使用を嫌がる児童や生徒が増加している。
 市の職員や議員は温水洗浄便座を使用し,子供たちにはいまだに和式トイレを使用させるのは,納得がいかない。
 それと,40年余りの間,呉市からオリンピック選手が輩出されていないので,全国レベルのスポーツ選手育成を目指し,努力するようお願いしておく。
 4点目は,呉駅前整備とそごう跡地の問題である。
 多くの市民が広島市や東広島市へと流れているのが現状であり,呉市活性化のためには,早期の整備と活用が必要不可欠であるから,強く要望しておく。
 5点目は,呉市には道の駅がないことである。他の市町は道の駅を起爆剤とし,農林水産業を初めとして産業の活性化に努めている。職員を適材適所に配置し,専門職や技術職の登用を図り,道の駅や海の駅等によって活性化を進めるよう,要望しておく。
 最後に6点目として,毎年各部が同じ事業を実施している中で,市民のニーズに合わなくなった事業や方向性を変えたほうがよい事業などが多々あると思われる。
 そういった事業について予算の見直しを行い,次年度においてより効果的な事業を行っていただくよう要望しておく。
 以上,誠志会としての方向性を示し,賛成討論とする。