平成19年度決算委員会



☆☆☆企業会計
☆交通局
怪しいバス料金設定

バス停広告

危険なバス停

地球にやさしい燃料

一社独占車検修理

コールタール水道管

少年海外派遣事業

住民活動助成事業

公用車の車検

IT施策推進事業

消費生活展

市長弔電

ドナーカード

成人健康診査

ペットボトルをリサイクル

CNG車

有害鳥獣対策費

観光情報プラザ管理運営事業

海事歴史科学館

教職員研修・研究事業

学校給食でおかずの数

残飯堆肥化

図書館費,職員人件費

中古の図書

蒲刈迎賓館

体育振興財団委託事業

集落排水事業


質問全文
☆一等地に交通局本社
○質問 交通局本社は呉駅の横で通路でつながっており、最高の立地条件にあるが、事務所として使うのはもったいない。廃校等に移って店舗として貸し出してはどうか。

○答弁 現在3,4,8階を貸し出し、附帯的収入確保に努めている。



☆地球にやさしい燃料
○質問 燃料費が1リットル98円であるが、バイオディーゼル燃料は使えないか。

○答弁 東京都が2種類のバイオディーゼル燃料で運行を始めている。北九州市が3両で試験運行している。まだ試験的な段階であり、燃料の供給量とエンジンに対する影響が懸念される。先行事例の情報を入手しながら実施に向けて検討したい。

○質問 バイオディーゼル燃料は使用済みの天ぷら油を使う。化石燃料を使わない、地球に優しいものである。製造コストも1リットルあたり20円だ。100%バイオ燃料にすれば税金がかからない。



☆水道事業 一社独占車検修理
○質問 車両の保有台数が何台で車検はどうしているのか。

○答弁 乗用車59台、二輪車13台の合計72台で、車検については年間の単価契約で一括で発注している。

○質問 一社にまとめて出すより、バラで出した方がなじみの店ができていいと思う。一社に出して経費を浮かす方法もあるが、公共事業であるので広く多くの人に仕事を発注すべきだ。



コールタール水道管
○質問 石綿管、鉛管、コールタール管はないのか。

○答弁 豊浜町で石綿管が555m残っているが、20年度で解消する。平成16年度に海岸通りのコールタール管を改良したので現在のところコールタール管は確認されていない。鉛管は現在使われていない。



☆☆☆一般会計
☆☆歳入  (質問なし)
☆☆歳出
☆総務費


平成19年度決算委員会
少年海外派遣事業
○質問 少年海外派遣事業だが,これは呉市のためになっているのか。450万円の支出に対して,目に見える成果があれば教えてほしい。
○答弁 平成19年度は中国に子供たちを派遣した。目に見える成果で示すことは難しいが,子供たちに事後でアンケートした結果,みんな自分自身が変わったと答えている。呉市の将来を担う人材育成という意味では成果があったと考えている。
○質問 成果があると信じるならば,全員を派遣すべきだったのではないか。一部の子供たちを派遣することは公平性に欠けると思うがどうか。
○答弁 この事業は費用の2分の1を保護者負担としている。学校や市政だよりを通じて小中学生全員に応募機会を与えているが,家庭の状況もあり,経済的な理由で応募が無理なこともあると思う。限られた財源の中でより公平で,効率的,効果的な形態にするにはどうすればよいか研究していきたい。
○質問 応募機会が均等にあるので安心した。予算が余って困るならば,学校の先生を派遣してはどうかと思う。先生はその経験を授業で利用することができ,数千人の子供たちと経験を共有できると思う。あるいは,職員を派遣すると人脈ができる。PFIの本場のイギリスに派遣すれば,その経験は数億円の予算削減につながるかもしれない。派遣に当たっては,公平性の確保と適材適所を提案する。
 


平成19年度決算委員会
☆違法駐車対策事業
○質問 駐車違反の取り締まりが民間委託された。中通や本通では目に見えて駐車違反が減った。違法駐車対策事業は必要ないと思うが,警告件数とその推移を教えてほしい。
○答弁 違法駐車対策事業だが,平成7年4月に呉市違法駐車等の防止に関する条例の施行に伴い,事業を開始したものである。警告件数については,中通地区における駐車台数は平成12年度が7,843台,14年度が6,241台,16年度が4,068台,19年度は3,299台となっている。
○質問 中通には消防屯所があり,そめ前に駐車されて車が出動できなかったことがあったが,今ではほとんどない。商店街の方にこの事業が必要かどうか聞き,今後のあり方を検討してほしい。



住民活動助成事業
○質問 住民活動助成事業は,事業費を分けことだと思うが,それは自治会による均等割か,あるいは,人口割か。
○答弁 この事業の中身だが,連合会に対する補助金,防犯灯設置や屋外掲示板設置等に対する補助金で,ゆめづくり地域協働プログラムにより,28地域に均等割で出している補助金とは異なる。
○質問 はっきり覚えていないが,焼山では約1,300人からなる自治会があり,情島だと13名程度で,自治会によって規模の差がある。自治会館は自治会に1つしか建設できないとすれば,差が生じてくるが,その差を縮める取り組みがあるのか。
○答弁 自治会館の建設については,申請を受付後,次年度の予算要求を行っており;自治会館の新設や増築,維持補修については,すべて補助対応である。人口の多い少ないによる自治会への補助や助成については,平成19年度事業では行っていない。また,20年度以降の事業では,ゆめづくり地域協働プログラムを実施し,20年度は一律で50万円を交付している。まだ検討段階だが,21年度以降は○人口に見合う補助金を交付していきたいと考えている。
 自治会規模の大小については,どこかで問題が生じてくると思う。新しい住宅団地が完成したり,道路の新設により地域が分断されたときには,自治会規模を考えてほしい。



公用車の車検
○質問 公用車の車検だが,特殊車両を除く呉市保有の車両台数は幾らで,どの業者に何台車検に出したのか。
○答弁 消防,交通,水道以外の車を庁用自動車と言っているが,その合計は462台である。そのうち,特殊車両が117台,軽自動車が256台,小型普通乗用車が57台,原付バイクが32台である。
○質問 車検修理はどこに出したのか。
0坪井会計課参事補 会計課で車検の業務委託を出しているが,その対象となっていない車両については,それらを保有する主管課が車検に出している。
○質問 車検は1社独占だと思うがどうか。
○答弁 車検の業務委託については,平成15年度から始まり,入札により業者を選定している。19年度は7者による入札である。
○質問 委託先の企業名は公表できるのか。また,昭和支所であれば焼山の業者に,天応支所であれば天応の業者に車検に出せば効率がいいのではないか。
○答弁 平成19年度は新月工業に委託している。
 近くの業者に出した方がいいとのことだが,旧呉市については,委託先の1社に出している。
○質問 その方が効率がよいのだろうが,私の経験から言うと,車が夜中に故障したときにかかりつけの車屋がいれば,すぐに駆けつけてくれたりして,物を言いやすいが,それが日本的な人間関係だと思う。呉市内の32社に振り分けて車検に出す方が人情味があると思うがどうか。
○答弁 旧合併町においては,その地域の業者を主体に委託している。
○質問 何回も言うが,1社独占よりも何社かに分けて出した方が税金を納める方も納得して納めてくれると思うので,長期的に検討してほしい。



IT施策推進事業
○質問 情報政策費のIT施策推進事業だが,早くからIT化に取り組んだ市は汎用コンピュータを各部署がそれぞれ導入したため,アプリケーションの違いから統合できず困っており,ダウンサイジングを行うために何十億円も費やしている。幸いにも呉市はIT化が遅れたせいだと思うが,サイバーシステムになっているので,他市より少ないコストで統合できる。しかし,予算を見ると1,100万円しかない。もっと予算をつけてIT化を進め,効率化を図るべきではないか。

答弁 ここに記載されているのは,旧情報政策課サイドで所管している庁内で共有して使える情報化システムのものである。それ以外にも各費目,各部において,電算化の費用を計上しているので,これがすべてではない。
○質問1つ例を挙げるが,京都にJ−MAPシステムというものがあり,震度4のボタンを押せば,安全箇所や危険個所が色分けされた航空写真が表示されるシステムであった。水道管や下水道管の位置等がシステムに組み込まれれば,作業の効率化,能率化が図れるのではないかと思う。せっかくのサイバーシステムであり,今後検討してほしい。




平成19年度決算委員会
消費生活展
☆消費者行政費
○質問 消費者行政費の消費生活展だが,参加団体数が3団体しかないが制限しているのか。
○答弁 消費生活展に参加した3団体は,消費生活センター,消費者協議会,女性会である。参加を制限しているものではなく,消費生活展の趣旨に合えば,どの団体でも参加できる。現在,消費生活展はエコフェスタと同時開催しており,全体では入場者数が3,000人で,たくさんの方に来ていただいている。
○質問 熊野町ではイベントにいろんな団体が参加し,1万人もの方が来場され,町民の3分の1が参加するような事業になっている。呉市にはいろんなボランティア団体がいるが,もっと募集して大規模なものにできなかったのか。
○答弁 平成19年度は公募という形で募集していないが,そのような方向でも考えていきたい。
○質問 ぜひ市民の3分の1が集まるぐらいの事業に育ててほしい。




市長弔電
○質問 95歳以上で亡くなった方には,弔電を打っている。19年度は何件打ったのか。
○答弁 月平均5,6件である。
○質問 どうして95歳以上に限定しているのか。95歳以上の方には市長が敬意を表するが,95歳未満で亡くなった方には価値がないということなのか。
○答弁 長年呉市に貢献した方ということで,95歳以上としているものだ。
○質問 敬老金等支給事業は生きる励みになるかもしれないが,弔電については効果があるかどうかは不明である。例えば,4歳のダウン症の子どもが,5歳まで一生懸命生きたことは立派である。そのようなことから,人の死に年齢で優劣をつけるべきではないと思う。
 この事業で民生委員は,亡くなった方の家を訪問し,弔電を打ってもよいかどうか確認し,ファクスですこやかセンターへ連絡しなければならない。しかし自宅にファクスがない方は,すこやかセンターを訪れなければならない。また,土日の場合には,本庁の守衛まで届けなければならず,非常に労力がかかっている。本事業に民生委員をつかうことを厚生労働省から許可をとっているのか。
○答弁 あくまでも民生委員にお願いしている事業であり,ファクスを持っていない方については,亡くなった方の氏名,葬儀場所,時間等を知らせてもらうようにしている。休日の場合には,本庁の宿日直の者に,電話で連絡してもらうようにしている。
○質問 無償でさせるべきかどうか疑問である。労働の対価として賃金を払うか,ファクスを貸与すべきではないかと思う。民生委員に対し,どのような思いでやってもらっているのか。
○答弁 民生委員には,いろいろと活動してもらっており,苦労は存じている。民生委員は地域をよく把握しており,高齢者の相談も行ってもらっている。そのよう
な一連の流れで,事業をお願いしている経緯があるので,民生委員からいろいろな意見をもらい,事業については検討していきたい。
○質問 本来は職員がすべき業務であり,この事業そのものも廃止すべきではないか
と思う。検討願う。





ドナーカード
○質問 保険証がカード化され,裏面がドナーカードになっているが,議会もしくは委員会の許可は得ているのか。
○答弁 平成18年にカード化し,その際,裏面をドナーカードとしたものだ。議会の許可は得ていない。
○質問 議会の了解を得ず,勝手に行った事業であり,ドナーカードそのものの価値がその程度であるということだ。
 例えば私と市長が蒲刈に行っているとき,事故に遭ったため下蒲刈病院に搬入された場合,どちらか一方しか救えないとすれば,どちらを救うか医師は迷うと思う。その際,市長がドナーカードを持っていて,すべての臓器を提供する意思を示していた場合,市長には治療を行わず,移植の準備を進めるであろう。そのようなことから,ドナーカードを持っていれば,治療についても後回しにされることもあると思う。保険証とドナーカードを一体化するという重要なことは,議会に相談しろ。



平成19年度決算委員会
☆さざなみ苑管理運営事業
○質問 収支についてはどのようになっているのか。
○答弁 一般財源より3,398万1,000円を繰り入れてもらい,経営しているところである。
○質問 合併時に借金があったのではないのか。
○答弁 市債元金約2,800万円,市債利子約1,400万円が起債の返済部分である。
○質問 元金は幾らだったのか。
○答弁 平成11年度に,15億6,660万円を借り入れ,41年度まで償還してまいる。
○質問 一般的に老健施設の経営は民間が行っているが,これは医療行為を行うわけではないので,民間が参入しやすいのだと思う。民間に移行しようとは思わなかったのか。
○答弁 さざなみ苑については,経営形態の見直しを行っているところである。さざなみ苑は診療所も併設しており,バランスが非常によい。この形態をなるべく維持したいと考えている。
○質問 診療所が併設されており,場所的には恵まれている。しかし,経営そのものは民間委託し,医療費が削減できるような施設にしてもらいたい。





成人健康診査等事業
○質問 医療費を下げるためには,健診が非常に大きな効果があると思う。検診の啓発についてはどのようにしているのか。
○答弁 市政だより,ホームページ等で広報等をしている。19年度においては,広報のみで,特別な事業は行っていない。
○質問 市政だよりに掲載するだけであれば,予算としてはほとんどないということか。
○答弁 そうだ。
○質問 熊野町は40歳になった方に対し,はがきで健診の案内をし,最初のはがきで健診に行かない場合には,再度はがきが届くそうだ。そうするとことで結果として医療費が下がり,かなり節約できた模様である。このような事業をしている町もあるので,予算措置を行い,啓発を行ってもらいたい。



ペットボトルをリサイクル
○質問 国の方針に基づき,ペットボトルをリサイクルしている。19年度はどのくらいの量を収集したのか。
○答弁 329トンである。
○質問 収集し,何人かで選別を行い,圧縮などをしていると思うが,このペットボトルのリサイクルのために,どのくらいの費用が必要なのか。
○答弁 ペットボトルは資源ごみとして収集された後,資源化施設へ缶などと一緒に持ち込まれ,それぞれ選別され業者へ売り払っている。なお,選別については業務委託しており,6,7名で行っている。
○質問 ペットボトルだけの費用は出ないようだが,収集費用の全国平均は1キログラム当たり500円程度と聞く。粉砕し,洗浄し,フレークにするのには,1キログラム当たり100円程度なので,合計すると1キログラム当たり 600円かかるそうだ。この作業には,ペットボトルを製造する以上の石油を使い,また洗浄する際は有害物質が発生する。ペットボトルそのものは酸素と水素と炭素で製造されるので,燃やしても全く有害物質は出ない。そのようなことから,燃やしてはどうかと思う。ペットボトルをリサイクルするために,地球の貴重な資源を使用するのはどうかと思うので,燃焼させ,発電し,市が儲けた方がよいと思うが,ライフサイクルアセスメントについて検討しなかったのか。
○答弁 くれエコアクションプランということで,省資源・省エネルギーの環境保全活動に取り組み;庁内の二酸化炭素の削減に努めている。ペットボトルについても,極力,使用しないように減らしていこうと考えている。なお,ペットボトルを減らすことによる庁内での二酸化炭素の削減については,数値がまだ出ていない。
○質問 大量の石油を消費し、大量の廃棄物を出すリサイクルは間違である。リサイクルしていない自治体もあり,再考していただきたい。




平成19年度決算委員会
☆クリーンキャンペーン隊活動事業
○質問 ある人が,市役所の前の公園でたばこを吸っていたら,クリーンキャンペーン隊がその前を通り,ポイ捨てをやめようと言ったそうである。それを聞いたその人は,車でやって来て命令され腹が立ったため,ポケット灰皿を持っていたのだが,吸い殻を道路に投げ捨てたそうである。このような事例もあるのだが,クリーンキャンペーン隊の広報は効果があったのか。
○答弁 環境美化重点地区を広報しながら巡回し,地域に設置してあるごみ箱のごみを回収したり,路上に散らばっているたばこの吸い殻などを回収しているのがクリーンキャンペーン隊である。
 啓発の効果についてだが,効果があれば回収するごみも減ってくるのであろうが,現状として,回収するごみが減ってきている事実はない。啓発については,即効性があるものではなく,こういった形で啓発を続けていくことによって,市民意識の向上につながるものだと考えている。
○質問 クリーンキャンペーン隊は,車で巡回しながら広報しているが,同じ予算を使うのであれば,ボランティア団体に経費を支給し,掃除をしてもらい,その姿を市民に見てもらう方が,偉そうに車で巡回する姿を見せるより効果的だと思う。
 広報の方法を変えようといった議論は行われなかったのか。
○答弁 現在のところ,ボランティア団体に対する助成は,業務課においては行っていない。ボランティア袋を配付したり,収集してもらったごみについて業務課で回収するのが,ボランティア団体等に対する助成ではないかと考えている。クリーンキャンペーン隊についても,単に放送して巡回しているわけではない。先ほども述べたように,ごみ箱にあるごみを回収したり,路上に散らばっているごみ,吸い殻などを拾って集めたりしている。市民には,この姿を放送と同時に見ていただいていると思うので,まちをきれいにしていこうという啓発活動の一翼を担っていると考えている。
○質問 ガソリンを消費しながら巡回することは,いかがなものかと思う。この事業を廃止することが,クリーンな地球をつくる。どうしても継続したいなら,電気自動車でやれ。



CNG車
平成19年度決算委員会
☆収集車両等管理事業
○質問 19年度は,何台のCNG車が稼働していたのか。
○答弁 11台だ。
○質問 CNG車のメリット,デメリットは何か。
○答弁 メリットは,ディーゼル車と比較して排気ガス中の有害物質や,二酸化炭素の排出が少ないことが挙げられる。デメリットは,改造経費がディーゼル車よりも高い,馬力が若干弱いことが挙げられる。
○質問 初期投資が高いということである。また呉市は坂が多いため,馬力がないと不利なこともあろうかと思う。ハイブリッド車,BDFという手法も考えられるのではないかと思う。そのようなことも検討してもらいたい。
 BDFにするという検討はしなかったのか。
○答弁 確かにBDFは環境に与える影響が少ないと聞いているが,どのように収集するかといった課題もある。呉市が行っているトレイの拠点回収のような回収方法を採用している自治体もあるが,BDFは生ものであり変廃してくることがある。回収するシステムを,どう構築し,量をどのように確保するかが問題である。
○質問 BDF燃料は市販されているものもあるので,環境部が率先して地球環境によいことをしていただきたい。



有害鳥獣対策費
○質問 有害鳥獣対策費で,カラス8羽の捕獲方法を伺う。
○答弁 散弾銃によるものである。
○質問 捕まえるのが困難なので8羽だけと思われる。カラスは黄色がまぶしくて見えないということを利用して,ほかの市では黄色のごみ袋やネットを使って防御しているが,黄色のものを使って防御する方法を考えなかったか。
○答弁 現在のところ考えていない。
○質問 30くらいの市で取り組んでいて,1カ所を除き成功している。





観光情報プラザ管理運営事業
○質問 くれ観光情報プラザは駅から離れていて,とても観光客が立ち寄ると思えないが,この場所になった理由と家賃の額を何う。
○答弁 大和ミュージアムに100万人以上のお客様が来ているが,そのう約2割である20万人以上がJRの利用者であり,呉市のさまざまな観光情報を知りたいという要望が非常に多い。そのため大和ミュージアムへの導線上となる現在の場所に設置している。
 使用料は,賃借料と共益負担金等を合わせておおむね1,000万円である。
○質問 家賃を約1,000万円も払っていることもあり,場所としては駅や道路沿い,あるいは海から来る方の入り口となる中央桟橋の方がよいのではないか。
○答弁 中央桟橋ターミナルから来る方,JR呉駅から来る方,てつのくじら館から来る方すべての導線を調査した結果,現在の場所が一番よいという結論となった。ただし,大和ミュージアムでも問い合わせが結構あるので,大和ミュージアムの1階にも案内所を設けており,年間6万5,000件の問い合わせがある。平成19年度決算において,くれ観光情報プラザでは11万人近く問い合わせに来ている。
○質問 ほかの市では,一般的には車がとめられる1階部分にあるが,現在は場所的に不便ではないかと思う。
○質問 くれ観光情報プラザに遣唐使船の模型を展示してはどうかという要望があったが検討したのか。
○答弁 最近,大和ミュージアムか観光情報プラザに遣唐使船の模型を慮示してほしいという要望があった。大和ミュージアムについては,現在の展示構成の中では難しいが,くれ観光情報プラザについては可能と考えるので前向きに考えたい。
○質問 大和の模型の横に遣唐使船の模型の展示を願う。
 そのほかにも,肉じやがの食品サンプルなど置けば,呉の食のPRになると思うがどうか。
○答弁 食品サンプルの話は初めて聞く。現在サンプルは置いてないが,10〜12月まで「旧海軍グルメ復刻ス!」ということで海軍?食を売り込むキャンペーンを展開している。このパンフレットを大和ミュージアムや呉市内各所に置いて,肉じやがのお店も5件紹介している。
○質問 のぼりだけでなく食品サンプルなどによりモデルさんが宣伝するなど,最近は視覚に訴えることが重要なので,検討を願う。



海事歴史科学館整備費
○質問 95ページの海事歴史科学館整備費について何う。
 大和ミュージアムと道路を挟んだところにバスと車両の駐車場ができたが,呉市から家賃等を払っていたのか。
○答弁 バスの駐車場は,年間約4,500万円の家賃を支払っている。
○質問 バスは出入りするのに切り返しをする必要があり,渋滞を招いているし,大和ミュージアムへ行くにも人は道路を横断しなくてはならない。中央桟橋で人だけ乗降し,バスを離れたところに駐車することを検討しなかったか。
○答弁 ターミナルの駐車場活用を検討したが,大和ミュージアムへはピーク時に1日100台以上のバスが来るが,10〜20台のバスが駐車するとターミナルの機能が麻痺するため,折本のビルを活用している。

☆☆(教育費)



教職員研修・研究事業
○質問 122ページの教職員研修・研究事業について何う。平成19年度の教員の長期欠席,病欠,精神性疾患の人数を伺う。
○答弁 小中学校の教職員の県費負担教職員数と市費支弁職員数を合わせると1,675名で,市費支弁職員は約1割の174名である。41名が病気休暇をとっており,そのうち精神性疾患は21名である。
○質問 長期欠席した場合,何年間給料が支払われるか。
○藤井学校教育課長 80%の給料が2年間支払われる。
○質問 呉市在住で府中緑ヶ丘中学校の教員が,無免許運転で5歳の男児をはねて重傷となったが,これは休職中の教員ではなかったのか。
○藤井学校教育課長 府中町の職員であり,呉市教育委員会として答える立場にないので了承願う。
○質問 先生が給料をもらいながら長期欠席したり,休職中の教員が無免許運転をする中で,不登校児に登校しなさいと言わなければならずおかしい。





学校給食でおかずの数
○質問 旧市内の学校のおかずの数は2品で,合併町は3品なのはなぜか。
○答弁 旧市内の共同献立校32校のおかずの数の平均が平成19年度は2.3品,合併町は平均して2.6品である。若干,合併町が多いが,使用している食材の数は旧市内が200余り,合併町は150である。おかずの数は確かに旧市内は少ないが,原材料から手作りをしていろいろな食材が入っている。例えばカレーではルーでなく粉からつくる。また,味噌汁の中に豆腐,わかめ,油揚げ以外にもニンジン,タマネギ,ゴボウなどの根菜類がたくさん入っている。見かけの品数は少ないが,入っている食材の量や栄養摂取量から言えば遜色ないものと考えている。
○質問 品数は少ないが,栄養価は一緒であることを言いたいのであると思うが,見た目は違う。合併町に不登校児が少ないのは,豪華な給食が影響しているのではないか。
児童にとって給食は一番の楽しみである。給食時間だけ登校する児童もいる。児童数が減ったのなら,調理の手間も減ったのではないか。食器の数の制限もあるかもしれないが,3品にできないのか。
○答弁 児童数は減っているが,大量調理のため給食の調理には複数の行程を経て実施している。食器の数,スペース,調理員数,給食費の問題もあるが,できるだけ数をふやすよう頑張っていきたい。



残飯堆肥化
平成19年度決算委員会
☆(堆肥化事業?)※決算書に記載なし?
○質問 小中学校の残飯,そのほかのごみを焼却場まで運ぶ仕事を,平成18年までの30年間5,000万円の随意契約で実施していたが,平成19年度は入札となり幾らで落札したのか。
○答弁 平成19年度までは随意契約で,入札に移行したのは20年度からである。平成19年度の契約額は4,600万円余,平成20年度は2,011万円である。
○質問 決算の範囲を超えていた。申し訳ない。入札にした英断と経費節嘩した努力に感謝する。
 昭和東小学校と原小学校に堆肥化する機械が設置してある。議会の承認を得て実施している事業か。
○答弁 事業というよりも学校ごみの収集業者が教育委員会とタイアップして給食残さを減らそうとするものである。これまで給食残さについては,すべて焼却処分していたが,有効活用できないかということで,生ごみ処理機を置いて堆肥化するために,2台を昭和東と原小学校に試験的に設置したものである。
○質問 議会に報告ないのは,問題がないからよいだろうという判断だと思うが,搬入口から子供が転落すると大惨事となる。以前,搬入口には鍵がかかっているという答弁であったが,私が調査したときには,鍵がかかっていなかった。証拠として石とほうきを突っ込んでおくことも考えたが,モーターが加熱して火災になってはいけないのでしなかった。私のような善良な市民だけではない。議会の承認を得ていないし,近隣の議員や自治会長に火災や爆発の危険性を報告していないのはよくない。恐らく子供か転落したらすべてが堆肥化されてボタンと靴しか残らないのではないか。事故の責任はだれが負うのか。業者か,学校長か,教育委員会か,追及しなかった議会か。
○答弁 鍵がかかっていなかったということだが,機械を稼働するボタンにはすべて施錠している。動かすときのみ給食調理員を中心に職員が解錠して稼働させている。子供が誤って入ることはあり得ないと考えてる。
○質問 搬入口に鍵がかかっていなかったら,機械が動いているときに転落するかもしれない。民間業者が設置しているが,土地の使用料と電気代はどうなっていたのか。
答弁 教育委員会も協力するということで,使用料は取っていない。電気代は学校の電気使用料の中で市が負担している。
○質問 市が税金で支払っていたということだが,今年度,残飯堆肥化の計画であるエコフィード事業を実施するとのことだが,教育経済委員会への報告はないのか。既に小学校に機械を設置し,2校で既成事実をつくっているこの業者が,この事業に参画するのは圧倒的に有利であることは言うまでもなく,事実参加している。この業者に30年間随意契約してきたことも疑問が残るが,事業を始める何年も前から場所と電気を提供し,議会に内緒で実績をつくらせてきたことは,ますます疑問が残る。平成20年度にエコフィード計画が念頭にあったから,議会に内緒で業者を特別優遇して,平成19年度の実績づくりを
したのではないか。
○答弁 2校に生ごみ処理機を試験的に設置しているが,ほかの30校はどうするかという問題は残っていた。今までは,給食残さをすべて可燃ごみとして焼却処分していたが,先般6月議会の本会議でも答弁したように,給食残さを何とかして有効活用できないかという思いがあった。今年度に入って飼料として豚のえさにできないかということで,実験的な取り組みとして,この9月の2学期からほかの30校についてはじんかい収集業者が収集して,自社で飼料化している。
○質問 議会に内緒で事業を実施すべきではない。教育委員会は議会制民主主義を知っているのか。給食残さに異物が混入しないように各学校に指示をしたのは,できた堆肥を業者が倉橋で高値で売るための配慮ではなかったのか。平成19年度決算の範囲から外れるので追及できないが,今後は議会も大事にするよう願う。





図書館費,職員人件費
○質問 図書館費,職員人件費について何う。約2億4,000万円かかっている。広支所で職員の人数を数えたが7人いた。7人も必要なのか。ボランティアで対応できないのか。
○答弁 図書館の業務は本の貸し出しだけでなく,これからは図書の相談業務もある。例えば,今どのような本がよく読まれているのか。こんなことについ七調べたい。お薦め本はないかなどの相談に対して,お手伝いをするという機能とともに,読書活動を推進することが大切になってくる。窓口においては職員が対応をすることとなる。
○質問 そのような窓口対応こそボランティアに協力していただくべきである。熊野町では図書館長は嘱託職員で,後の4人はボランティアである。本にICタグをつけているので貸し出しを無人化できている。防衛大学には膨大な資料があっても,無人で運営できているが,これはのバーコードを読む1,000万円くらいの機械があるからである。機械を使えば,窓口の職員をなくすことができるが,機械化することで人件費はどれぐらい浮くのか。
○答弁 平成20年度では,正規職員を4名削減し,非常勤職員で対応することで経費の節減を図っている。実際に利用者からカウンター越しに相談を受けながら,ニーズや動向等をつかみながら図書館を運営していきたい。今後は正規職員を非常勤職員に切り替えていくなどの方向で経費節減を図っていきたい。
○質問 経費節減の努力を願う。機械を使うと人の手を借りずに本を借りることができる。





中古の図書
○質問 図書館資料整備事業について伺う。図書の購入時に,中古の図書を購入することはできないか。私は600円の本を入札で1円で落としたが,ある本は発売したその日の晩に中古商品で出ていたりする。本を置いていたら家賃がかかるので,読み終わったらすぐに中古に出ている。中古本にしたら随分購入費用が浮いたのではないか。
○答弁 新しい本が出たらなるべく早く利用者に供したいという思いがある。希望する本が中古市場にあればよいが,なければ待っていただくようになる。現在,本を買っているシステムは,図書館の蔵書として必要なラベル,コーティング,リング等が新刊の定価の範囲内で納品されている。逆に中古市場で買うと,コーティングやラベルを貼る経費が必要となる。中古をまったく買わないと言うのではなく,逆に中古市場でしか手に入らない物は,中古市場で現在も購入している。
○質問 手に入るのであれば,中古本で対応したらよい。1円で落札したことは記憶しておいてほしい。




平成19年度決算委員会
蒲刈迎賓館
○質問 蒲刈の迎賓館について伺う。平成19年度の管理の主体はどこか。
○答弁 春蘭荘は蘭島文化施設ということで,財団法人蘭島文化振興財団が指定管理者として管理している。
○質問 年間維持費は幾らか。
0溝田文化振興課長 蘭島文化施設は美術館,別館など各種施設があり,決算で春蘭荘個別の維持費は把握していない。
○質問 施設ごとの経費の積み上げにより全体の経費が出るのではないのか,施設の目的は何か。
○答弁 蘭島文化施設自体は,下蒲刈地区における朝鮮通信使等の歴史など活用しながら地域の発展,国際交流,文化の振興を図っている。美術館や春蘭荘も含めて一体的な活用をしている。
○質問 国際交流で使うということだが,以前に韓国の大学生が呉市でボランティアをしたいということで来て,春蘭荘を借りたいと言ったが断られた経緯がある。貸し出しについての実績を伺う。
○○ 条例上は貸館になっているが,貸館としての平成19年度の利用実態はない。財団法人蘭島文化振興財団が行う朝鮮通信使に関する企画展事業等での利用となっている。
○質問高価な材料でできた大変立派な建物であるが,宿泊で使わなかったのであれば,何に何回使ったのか。
○答弁 朝鮮通信使の行列等の国際交流,企画展等で財団が行う事業の際に,交流や打ち合わせに使用している。
○質問 宿泊も十分可能な施設であり,打ち合わせよりも外国から来た方に宿泊していただくような施設として使用すべきではなかったか。
○答弁 条例上は宿泊可能な施設となっているため,目的に従った使用方法について財団と話をしたい。





体育振興財団委託事業
陸上競技場のレーンを仕切る白線は消えかけていて,走っていると見えなくなり,レーンを超えて失格となる可能性がある。また,炎天下に計測する場所に傘を差すところもない。平成19年度に陸上競技場の整備はどのようなことを行ったか。
○答弁 整備は行っていない。来年度は財団法人日本陸上競技連盟の公認競技場の更新時期なので,それに合わせて整備を考えている。計測する場所に傘を差すところがないことについては,将来的に電子計測を設置したいと考えており,現時点での整備は特に行っていない。呉市総合スポーツセンターの陸上競技場は,来年度に実施設計を図り,再来年度には改修工事を実施したいと考えているので,完成すれば,御心配いただいていることについては解消されると考えている。
○質問 二河のテニス場は雨が降るとぐちゃぐちやになるので,全天候型にするという要望がなかったのか。また,呉市営プールは,例えば料金を上げてでもジェットスライダーなどの整備をするという話は,平成19年度になかったのか。
答弁 二河のテニス場を全天候型にするというのは,人工芝のことと思うが,テニスコートはハードコート,クレイコート,人工芝の3種類あり,それぞれ国際大会が開かれている。クレイコートはクレイコートの存在意義がある。硬式テニスではハードかクレイが好まれ,人工芝は嫌われる傾向がある。呉市テニス協会や呉市ソフトテニス連盟と話す中では特段全天候型にするという要望はない。呉市営プールは確かに老朽化が進んでいるが,利用料金を上げて改修ができるようなものではなく,かなり莫大な改修費用がかかる。時間はかかると思うが,二河公園のスポーツ施設全体の整備計画の中に盛り込みながら,呉市営プールの整備をしたい。
○質問 恐らく,テニスコートについては子供が足を痛めないようにするという配慮もあると思う。25万都市の呉市からオリンピック選手が出ていない。オリンピック選手は最近では国家プロジェクトでつくり出すようになっている。是非,呉市からオリンピック選手が出るように施設整備の充実を願う。


☆☆(土木費)


平成19年度決算委員会
集落排水事業
○質問 主要な施策の成果毎に関する説明書の170ページのある集落排水事業について,表の中で処理能力という欄があり,すべて端数が出ている。処理能力といえばきりのよい数値になっているように思うがなぜか。また,表中の加入戸数と接続戸数の違いについて説明願う。
○答弁 処理能力については,各地区の計画戸数を挙げているもので端数となる。加入戸数と接続戸数の違いについては,供用開始時に分担金を支払ってもらっている。加入すると言って分担金を支払われて,それから年数を経て接続していただいている方がいるということである。
○質問 公共下水については,整備後3年以内の接続が義務であったと思うが,集落排水には義務づけがないのか。
○答弁 公共下水については,下水道法により3年以内の規定がある。集落排水については根拠法令がない。そのため,3月定例会において条例改正を行い,供用開始後は速やかに排水設備を設置しなければならないとした。





☆☆(総括・討論)
討論 平成12年の呉市の借金は759億円であった。その後,毎年借金がふえ続け,今では1,450億円になった。つまり,10の予算があれば,借金をして11の支出をしてきたのが呉市である。しかし,財政集中改革宣言が行われ,10の予算があれば,9.5で収めてはならなくなった。一般の家庭で言えば,子供の小遣いを減らすようなものである。親として何とつらい思いであろうか。この中で耐えて職務を遂行してきた職員や幹部の方に心から敬意を表する。このことから誠意を込めて賛成とさせていただく。
 ここで老婆心ながら一言提案させていただく。
 図書館が購入する本は古本でもいいのではないか。見た目にはわからない。貸し出し図書のバーコード読み取りは機械でもできるのではないか。機械でできることは機械にやらせてほしい。
クリーンキャンペーン隊は民間やボランティアでもできるのではないか。せめて障害者施設にやらせてほしい。
 違法駐車対策事業などは,縮小か廃止にできると思われるものもある。
 呉市のコンピューターはサーバー型で,他市と違い柔軟な対応ができる。システムを組めば,今まで税金,国民健康保険,年金の振込用紙がばらばらで送られてきたものが,まとめて1通で発送できる。支払いの一覧表化,滞納徴収も一元化,低コスト化できるので,どうか高配願う。
 以上,懇切に要望を付して賛成討論とさせていただく。